テレビ番組の効率を分析する


テレビ番組は、放送されるエリアによって、全国エリア(ネットタイム)または、特定エリアの1局(ローカルタイム)に分かれています。また、番組の放送スケジュールにより箱売り(毎週1回)・ベルト(週5~7曜日毎日)・テレコ(週5~7曜日隔日)などの形式に分かれます。番組提供が可能な提供秒数は、原則としては30秒単位で、番組により異なります。契約期間は、4-9月または10-3月の2クール(半年)が基本単位ですが、1クールで購入可能な番組もあります。

テレビ番組を評価する際の基準としては以下のようなものがあります。

★ネット数
ネットの場合は、番組(系列)によりネット局数が異なります。商品のマーケティングエリアをカバーできているかどうか確認する必要があります。

★月額料金
番組料金には、「制作費・電波料・ネット費」が含まれています。基本的には1回放送当りの単価で計算(単価契約)しますが、1回単価を13/3倍(1クール13週で3ヶ月だから)した金額で計算する「月額契約」の方が一般的にはわかりやすいでしょう。

★15秒、または30秒単価
ここの番組の放送スケジュール(週1回の番組とテレコ(隔日)の番組など)や、提供秒数により異なるのコストを比較するためにCM1本あたりの単価に換算します。

★視聴率
ネット数に関連しますが、視聴率は放送局のエリアごとに算出されるため、ネット数の異なる番組を比較する際には全国換算視聴率を作成して比較します。

★ターゲットファクター
TV媒体は、現状、世帯視聴率をもとに売買されているため、ターゲットに対する有効性を検証するために用いられます。同じ世帯視聴率でも、獲得できるターゲットGRPは、局・時間帯によって大きく異なります。ターゲットファクターが高いほど、ターゲットに対する効率は良くなることを示します。

★視聴率1%あたりコスト
番組のコスト効率を示すために用いられます。仮に世帯視聴率1%あたりのコストが同じでも、ファクターが異なれば、ターゲットコストでは大きな違いになります。(下記例参照)

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上記の項目について、それぞれの番組ごとに分析を行い、相互に比較の上、提供するのに最も良い番組を選びます。

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