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愛宕神社

タイトルが日本語になってしまったが、神社の名前なので仕方ない。実は私は学生時代、趣味で考古学を勉強しており、歴史も大好きだ。神社関係も興味があり、旅行に行けば各地の神社へのお参りは欠かさない。

Axivalは虎ノ門ヒルズの近くにある。会社の向かい側は東急インというホテルだが、その裏側には愛宕山が控えている。愛宕山は、標高25.7Mで23区内の自然の山としては最も高いそうである。江戸時代は、360度の展望が開けていたのであろうが、現在は周りを高いビルに囲まれてこんもりと森が見えるだけになっている。

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これはAxivalの入っているビルの屋上から撮影した愛宕山。とても都内で一番高い山には見えない。この愛宕山山頂には、愛宕神社とNHK放送博物館がある。NHKのラジオ放送発祥の地としても知られている。

愛宕神社は徳川家康が江戸築城にあたり、防火の神として京都の愛宕神社から勧請してきたものだ。江戸時代から景観のよいところとして人気のあった場所だったそうなので、江戸市中の見張りには良い場所だったのだろう。

愛宕神社にお参りするためには、かなり急な石段を登る必要がある。「出世の石段」と呼ばれる石段で、「徳川秀忠の三回忌として増上寺参拝の帰り、徳川家光が山上にある梅が咲いているのを見て、「梅の枝を馬で取ってくる者はいないか」と言ったところ、讃岐丸亀藩の家臣(曲垣平九郎)が見事馬で石段を駆け上がって枝を取ってくることに成功し、その者は馬術の名人として全国にその名を轟かせた、という逸話から来ている(ウィキペディアより)」そうだ。なぜ徳川家の家臣でもない讃岐丸亀藩の家臣がその馬にいたのだろう?まあ、それはさておいて、この石段本当に急である。
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階段をようやく登り切ると、ようやく神社だ。思ったよりは広くない。徳川家が勧請しただけあって、葵のご紋だらけだ。

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おみくじをひいたところ大吉だった。商売は「あせっては損する」だそうなので、じっくりとやっていきたい。

皆様もAxivalにお立ち寄りの際は、お向かいの愛宕神社へのお参りされてはいかがだろうか。

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愛宕神社

http://www.atago-jinja.com/

 

虎ノ門周辺にはほかにもわたしが子供の頃によく遊んだ金刀比羅神社や西久保八幡神社もある。神社めぐりは好きなのでまたお参りに行こうと思う。

 

 

 

Connecting the Dots

2005年にスティーブン・ジョブスがスタンフォードで行ったスピーチの一説だ。

you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.

将来を見越して点をつなぐことはできない。振り返ってつなぐことだけだ。将来何かの形で点がつながると信じることだ。・・・・・

今度立ち上げた会社の業務範囲を考えていると、自分の過去の仕事を繋げていまの仕事ができているんだなぁと、思った。

自分の経験してきた仕事のひとつひとつの点はどこかで今の仕事に繋がっている。例えば、自分が雑誌部という部署ではなく、新人の希望していたマーケティングの部署に配属になっていればきっとメディアプランという仕事には繋がらなかっただろう。
同じメディア部門でも、テレビや新聞に比べると、媒体社の数も多くセールスをするのが大変だった雑誌媒体だからこそ、その特徴を見せやすくするためにデータを使った。データを扱うためにコンピュータを勉強し、様々な調査データを扱うことになった。そこで、他の媒体と比較するという形でメディアプランニングという考え方に出会った。

メディアプランを考えるということは、結果を評価するための調査をすることもしなければならず、調査の勉強もした。

結果、メディアと調査とコンピュータという点がつながることで今の私の仕事ができあがっている。

自分が何かに興味を持つということは、過去に興味を持ったものとつながる可能性が高い、いやつなげやすいものなのだろう。自分の興味や関心を信じていることで、点はつながっていく。

興味関心ということなら、大学時代に「趣味で」やっていた考古学の勉強は、今の仕事に強く結びついている。

土器の接合というのをご存じだろうか?発掘現場から出土した土器の破片をきれいに洗い、似たものを探し出して一つの土器を作りあげていく作業だ。何種類ものジグソーパズルをいっぺんにばらまいて、そこから組み合わせを探すようなものだ。

私はこの作業が得意だった。他の人よりも早く土器の山の中からくっつく土器を見つけ出し組み上げることができた。たくさんの破片から特徴の似たものを見つけ出すにはコツがいる。細部にとらわれず、全体の色や曲がり具合などの大きな特徴を見つけ出すことだ。土器は工業製品ではないのでひとつひとつ大きさも色もまちまちだ。しかし、全体としては大きなデザインの傾向。土器の形式というものがある。その特徴を頭に入れておけば細部は異なっても似ている土器の破片を見つけ出すことはできるのだ。

この話を先生としたところ、先生に言われたのは「分類というのは分けることじゃない。まとめることだよ」と言われた。そう、「分類」とは「分ける」という字を使っているが、「分ける」ことではなく、同じ特徴を見つけ出して「まとめる」ことが分類なのだ。

さて、この話がどこにつながっているかといえば、私たちがコミュニケーションのターゲットを決めるときに使う手法もこれと同じだ。ひとりひとりは違う人たちをある共通項を見つけ出すことでグループにまとめていく手法、クラスター分析だ。

ある共通項を見いだすことで、たくさんの人の中からまとまりを持った人たちを見つけ出すことができる。ほら、土器の接合と同じじゃないですか?私はターゲットの人たちを見るときもこの「分類」という土器の接合の時に習った概念を常に思い出して使っています。

Connecting the Dots